元夫からロミオメールが来た。
小室嫁の献身的な愛に感動した。
辛い時も共に歩むのが夫婦だから、
また二人で歩いて行こう。
ムカついたので、当時の馬鹿夫を晒す。
父が亡くなり、後の処理を終えた頃、
「親孝行、もっとしとけば良かった」と夫に愚痴を言った。
それからしばらくして、ウトメとの同居を夫が持ち出す。
義実家を建て替えて引っ越しをしよう、
父にできなかった親孝行をウトメにすればいいさ!
大丈夫、もう義実家近くに転職の段取りつけてるから!
フザケンナとしか言いようのない夫の発言に唖然、当然猛反対。
しかし夫は聞く耳を持たない。
トメが
「帰る家もない嫁子だもの、引っ越しちゃえば諦めるわ。
一旦住んでみたら住めば都、
ここはいい町だものすぐに慣れるわよ」
とけしかけていたようだ。
あまりの話の通じなさに、家出しようとすると、
私の通帳等がない。
夫を問いつめると、
義実家を引っ越し前にリフォームしたいからトメに預けた、と。
慌てて銀行に電話したら、
幸いまだ手付かずだったので、紛失扱いで届ける。
無言で荷造りしてたら、
トメが夫からの電話で駆け付けてきたよ。
「意地を張るのやめなさい、
実家もお金もないのにどうするつもり」
というトメと
「そうだよ、母さんの言うとおり、落ち着きなって」
という夫に
「近いうち弁護士から連絡しますから」と言うと、
「馬鹿なこといわないで、通帳は私持ってるのよ、
お金もなしで弁護士頼めるはずないじゃない、
大体高卒のあなたに弁護士なんて知らないでしょう」
「…通帳再発行すればお金できるし。
大体、トメも夫も結婚前の私の仕事忘れたの?」
「…あ。」二人揃って本当に言ったよ、あ。って。
私、10年以上、弁護士事務所で事務やってたんだよね。
その後、弁護士から連絡したら、
向こうも慌てて弁護士探そうと名刺あさったらしい。
ようやく見つけた名刺に電話して失笑を買う。
その名刺、私達の披露宴でもらったやつだよね。
私がお願いした元上司弁護士のところのイソ弁さんの。
同じ事務所だって気付かなかったらしい。
最後まで本当に馬鹿な夫とトメだった。
「愛のコメント」
敵にしたらダメですよね。