二十歳で結婚した元夫が今思えばエネミーだった。
交際当時はまだ学生で親に結婚を反対されてた。
バカだったので反対されれば反対されるほど、早く自立して自由に生きたいと思うようになった、本当にバカ。
当時元夫は30代。
年齢だけで反対されてると思い込んでたけど、親は正しかった。
学生で脛かじりだから親に半人前と思われてるんだよ、二十歳になったら大学やめて結婚すれば自由になれるよと元夫に言われその通りにしてしまった。
その時は私の自立を促してくれる大人に思えたけど、一回りも年下に中退を迫るなんて単なる最低男だと今は思える。
住むところが無いだろうから僕の実家に置いてあげると言われて、行くところのない私を受け入れてくれるなんていい姑だと思い込んでた。
現実は汚家の家事に姑の嫌味、何もしない舅の暴言と働かない年上義弟のセクハラだらけ。
しかもエネミー夫は生活費を渡してくれない。
当時の私には亡くなった伯父のおかげで不労所得があったのでそれでなんとかしのいでた。
それでしのいでたのも元夫が「君がちゃんとお金を出して一人前のところを見せれば僕の家族も認めてくれるよ」と言ったから。
それをおかしいと思わず、いつも私のためにアドバイスをくれてると思い込んでた。
実際、甘やかされて生きてきてたので、掃除洗濯料理を一切したことがなく、お風呂にお湯を張る前に洗わなくてはいけないことも栓しなければならないことも知らなかった。
勝手に中退して結婚したのを心配した親がしょっちゅう会いに来たけど、それも親に反対される攻撃されてると思い込んでて、
親を追い返してくれる元夫や義実家を味方と思い込んでた。
「あいつら(私親)が君に何かしようとしてるけど、僕が守ってあげるからね」
「うちの親はきついけどいざとなったら(君の親から)君を守ってくれてるだろう?」
本当に信じてたバカ。
目が覚めたのは生理が止まり妊娠の疑いが出た時。
まだ病院へ行ってないけど妊娠したかもと告げると
「それ本当に僕の子?弟のじゃないの?」と言われた。
義弟が胸を触ってきてそれが嫌だと訴えても「弟がそんなことするはずがない」と言ってたのに
「君、弟に体触らせてただろ。疑うにきまってるじゃないか」と言われ茫然とした。
弟が触って無いと信じてたはずじゃなかったの?知ってたのに?と混乱。
不安なのに病院についてきてと言っても拒否されて、姑からは