20年ぐらい前の新婚間もない頃の事。
新居が完成するまでの間、義父母と同居してたんだが
ある日私のお気に入りのフロントホックブラが見当たらないのに気付いた。
家事の分担をはっきり決めてなかったので、いつ洗って、その時に洗濯物を取り込んだのが私だったか義母だったか覚えていない。
まだ家の中で色々遠慮があった頃だったので
「私のブラ知りませんか?」
なんて聴き辛くて、まさかそんなものを義父がドロボーするとも思えないし、
下着泥でも近所に出没してるんだろうかとか考えたら怖いし、夫に相談しても
「そのうちどっかから出てくるべ」
とか言われてトホホって感じ
で、私が元気がないことを心配したらしい義母が
「義理とはいえ親子なんだから、男どもに話せないような悩みがあるんなら相談に乗るよ?」
って言われて、感激して
「実は・・・」
と話した。
そしたら
「ああ、これな」
と言ってセーターをべろんをめくりあげたら、義母のちちに私のフロントホックブラが当てられてた。
「フロントホックブラってどんなんかと思ってな」
人って本当に思考が停止することってあるのね。
茫然としてしまいました。
洗濯物を取り込んだら、見たことない形のものをみつけて
ああこれがフロントホックってやつかと思って試してみたらしい。
ハッと我に返った時、私の唇が勝手に
「じゃあそれお義母さんに差し上げます」
と動いてた。
いらんわ、もう。
「愛のコメント」
サイズは同じだったんですかね?