幼稚園の年長の頃に起こった修羅場。
その日も、いつも通り幼稚園に行き夕方ぐらいに家に帰ったんだ。
いつもなら、園バスが止まったら外に出てきて
「おかえりー!」
って言ってくれるのに、その日に限って母ちゃん出てこなかったんだよ。
でも特にそれほど深く考える事もなく玄関に荷物置いて
いつも通り父ちゃんが帰ってくるまで友達と家の前で遊んだ。
6時ぐらいには父ちゃんが帰宅して、
友達とは解散して父ちゃんと家に入った。
「トイレ先に取ったー!」
と勢いよく開けるとそこには母ちゃんがいたよ。
便器に頭突っ込んだ状態で。
「母ちゃんどしたん!?大丈夫!?」
って揺すっても母ちゃんは無反応だった。
自分の声に気付いた父ちゃんがトイレに来てくれたけど結果としてはもう死んでた。
警察に通報したりといろいろ父ちゃん忙しくて
自分は、ばあちゃんとこに連れてかれてたから、このあたりはよく知らない。
その当時は
「母ちゃんは病気だったんだよ。」
って言われただけで詳しい説明は誰もしてくれなかった。
まぁ幼稚園児だったから詳しく説明されてもわかんなかったろうしw
つい最近自分妊娠しまして。
その報告しに実家に行った時、母ちゃんの死んだ原因を教えてもらったよ。
熱中症だったんだってさ。
あの頃、よく母ちゃんは家の中でサウナスーツ着てエアロビダイエットやってたんだ。
あの日は真夏日で今年1番の猛暑だったらしいんだけど、
そんな時でも母ちゃんいつもみたいにサウナスーツ着て窓締め切ってエアコンつけず飲み物も取らずにやってたっぽい。
「お前の子供が生まれたら、暑い日は電気代なんか気にせず付けてやれ。なんなら父ちゃんが払ってやるから。」
「水分補給もこまめにさせてやるんだぞ。赤ん坊は親がやってくれなきゃ出来ないんだからな。」
「苦しい思いをさせちゃ絶対にダメだからな。大切な人は守ってやるんだぞ。」
って言われたよ。
父ちゃん泣いてた。
「愛のコメント」
便器に頭突っ込んだ状態とは...何があったの?