7歳の時に死んだ母が宗教にハマって不倫していたと知ったこと。
小さい頃喧嘩の多い両親を見ていて何故だったのだろうと思っていたけど、
パチンコで借金があったらしいからそのせいかと思い込んでいた。
結婚が決まった時、父に「お前ももう大人だから」と全て話してもらった。
ノストラダムスの予言を信じ込んでしまい精神的に病み、おかしな宗教にハマり、
どうせもうすぐみんな死んでしまうのだから今のうちに好きなことをやりたいとパチンコや不倫に走ったと。
不倫は母方の親戚も知った上で協力までしていたらしい。
父が母方の親戚と仲が悪い理由も初めて知った。宗教嫌いの理由も。
その話を聞いた瞬間
母と2人の時、地震が起きて外に連れ出されガクガク震えながらきつく抱き締められたこと、
夜まで母が帰ってこなくてパチンコ店に兄と2人で迎えに行ったこと、
親戚の家にしょっちゅう遊びに行き従姉妹と2人で遊んでいたら母がいなかったことなどを鮮明に思い出して、
疑いなど全くなくストンと納得してしまった。
父の
「借金くらいはいい。お前達を置いて男の所に入り浸っていた時だけは頭にきた。
それでもお前達は母が好きだったから離婚なんて絶対に考えなかった」
という言葉がグサリときた。
母が大好きだった兄妹はみんな両親が喧嘩している姿を見ていて、母が死んだ時は「お父さんがお母さんを殺したんだ」なんて思っていた。
父は仕事が忙しくてずっと家にいなかったから懐くのは必然的に母だったんだ。
父と普通に話せるようになるまで10年かかった。兄は未だに父と上手く話せない。
全部背負って子供が大人になるまで育てながら全部胸の中にしまっておいた父の気持ちは自分には想像もつかない。
自分は宗教が嫌いで不倫なんて有り得ないという考えだったのが、深層心理で母の行動を否定してたのかなと思う。
今、話を聞く前に引き取った母の仏壇をあまり直視出来ないでいる。
「愛のコメント」
お父さんも辛かったのでしょうね。