C先輩が何度も俺は大丈夫だよなと確認してきた
反省して自分の身を危うくする証拠まで出してくれたあんたには指一本触れさせないし
偽証だってしてもいいと言って落ち着かせた
結局警察沙汰にはされなかったのでこれは守られた
B先輩はサツガイ予告を忘れたようにジサツした
月命日レ×プ写真を供えてやっているけれども
卒塔婆も増えないし花が生けられていたこともない
DとEは生きてるらしいけど当然離婚
どっちも俺の復讐に怯えて住処も変えて
会社も知人も何もかも捨ててどっかいったらしい
他にFGHってBに金払ってAを抱いてたハンニンがいたけれども
Aの末路やDEの話をCに頼んで吹き込んでもらったら
日本にいるA両親に自白しにいって多額の金を払ったというんで
それで俺のゴミ掃除は終わった
これで俺が失ったものもあった
新婦側のご両親との話し合いでは
なぜあのタイミングを選んだのかについて突っ込まれた
ここがどうしても納得できないんだということだった
Bの今の生活をずたずたに破壊するのが目的だったので
慶事にやってくるような親しい友人の前で晒すのが効果的
これを言ったら
そうしたくなる気持ちはわからなくもないけれど
うちが今回のことで失うものがどれほど大きいか
なんで考えてくれなかったのかと新婦母に泣きじゃくられた
新婦が男性不振に陥ってしまったので
その療養のためにカウンセラーにかかる金の半額を持った
これが結構長期化したので俺の負担分で二百万近くかかったが
幸いにも治ってくれたそうで本当に良かった
新婦ご本人からの許しも貰えた
あんな男と結婚していたかと思うと助けてもらった気分と言ってくれてる
あと
BとB両親が慰謝料の支払いを拒絶したせいで
Bが壊したレンタルのプロジェクターを弁償するはめになった
こっちでも百万近くかかったので
おそらく悪くない他人を傷つけることになるだろうからと
月の生活費八万まできりつめて蓄えた貯蓄だけでは足りなくなって
サラリーマン金融で借りる羽目になり完済するまで結構きつかった
社会のゴミ掃除っていうのも
結局そいつが社会の一員であるせいで
上手くやらないと何も悪くない人を傷つけたりするし
ほんと難しいものだったよ
「愛のコメント」
大変なゴミ掃除でしたね。