今とは違った生活を送れてたんじゃないかと悔やむ。
疲れからかその夜、俺はぐっすりと寝てしまった。元嫁が深夜に出ていく気配にさえ気が付かない程。
翌朝6時頃、隣に元嫁がいない事に気が付いて、辺りをさがすが見付からず
警察に届けようか迷っている時に、警察より出頭命令の電話があった。
嫌な予感がしながらも、元嫁の捜索願を出そうと思い行くと、遺体確認をお願いされた。元嫁だった。
午前4時40分頃、新聞配達員により、木にぶら下がっているところを発見されたらしい。
遺書には、俺宛てに
『子供が障害をもって産まれたのは私のせいです。ごめんなさい。』
『子供がタヒんでしまったのは私のせいです。ごめんなさい。』
と、震える文字で書かれていた。
俺は狂った。
警官を怒鳴り、なぐり掛かり、あろう事か元嫁の遺体を引きずり落とし、目を開けろとなぐったらしい。
子供だけではなく、元嫁のタヒが重なり、狂った俺には元嫁の葬儀の手配は出来ず、結局は俺の父母にさせてしまった。
よく覚えてないのだが、それでも葬儀(ジサツなので身内のみ)には出たらしい。励ましてくれる親戚達を睨み、罵声を浴びせていたらしいが。
それからは会社を辞め、実家に戻され、5年程引きこもりの生活をした。
引きこもり中もいろいろとあったが、家族や友人等に暖かくされ、やっと人の心を取り戻せた。
明日、元嫁の命日だ。墓参りに行ってくる。そして、明後日からはまた仕事を再開する事を話してくる。
長々と読んでいただきありがとうございました。
気持ちの整理が出来たので書かせてもらいました。
「愛のコメント」
大変だったけど、これからしっかり生きていってね。
二人にためにも。
出典:http://mojomojo-licarca.com/archives/49364796.html
画像:http://www.sougi-sakuraya.com/article/14326093.html