交通量の少ない秘境山道で倒れてるバイクを発見。
その先に、ヘルメット被ったおじさんが横たわっていたので車を停めて
「大丈夫ですかー?」
と声をかけ続けていると
「あ、大丈夫です」
なんて立ち上がったあとにすぐ転倒。
こりゃあやばいぞと救急車呼ぼうと携帯みたら圏外だったので
最寄りのA駐在所にお知らせに行くことに。
とはいえ、放っておくと崖から転落されかねないので
何とか車の荷台に載せて駐在所に行ったら、なぜか救急車呼ばずに俺が事情聴取受けることに…
「ああ、この人頭相当打ってるから早く救急車呼んだほうがry」
と言う俺の話も聞かずに
「君はそこで何してたの?何でこんな秘境に来たの?」
を十数分。
で、おじさん急に意識喪失。
ようやく救急車呼ぶかとなり駐在さんが受話器をあげたときに
「バイクはどこに倒れてたの?」
と。
倒れた場所を教えると
「そこはうちの管轄じゃないよー」
と受話器をガチャリ。
(ええええええええーーーーーー、救急車呼べよ!!)
となったが、使える電話は駐在さんとこのだけだしってテンパってたら
「管轄の駐在へ連絡するよ」
と。
電話口で聞こえる話を聞いてると、管轄のB駐在が
「何でうちの管轄で倒れてた人がそちらの管轄にいるの?おかしくないか?事件性があるね」
とか言ってやがる。
そうして1時間半後ようやくB駐在がパトカーで到着。
とにかく一人で到着。うん、救急車が来る気配はない。
「こいつ馬鹿なのか?」
という俺の言葉を遮るように
「あんた何でこの人こんなとこまで運んだの?あんたの車は凹んでないし、カーブで危ない運転してたんじゃないの?」
をまたまた数十分。
この時おじさんはチアノーゼモード。
俺は尋問受けまくり、携帯繋がらんし、犯人扱いだし、おじさんの呼吸音聞こえないし。
そこへ偶然、観光客?のような方が道を聞きに訪れた。
その人が俺たちの押し問答とおじさんの様子を見て
「早く救急車呼ばないと!」
と叫び、ようやく救急車を呼ぶことに。
だが、そこは秘境のような山間部。
救急車が来るまでにおじさんに毛布かけるとか何もなし。
A駐在もB駐在も知らんぷり、挙句に道聞きの人まで疑う始末。
ようやく救急車到着して、やっと安心。
さあ帰ろうとしたら、そこから事情聴取1時間。
やっと帰宅したら会社から電話、
「警察から電話あったけど何したの?」
って。
事情を説明して翌日出勤したら、またまたB駐在から電話。
「こないだご苦労だったね。疑って申し訳なかった。お礼といっちゃ悪いけどおいしい珈琲出すから来てよ」
と。お断りすると
「来れない事情でもあるんですかね?」
と言う、仕方ないので行ってみたら不味い珈琲出てきたよ、冷めたの。
B駐在は口頭一番、
「でさ、ホントはぶつかったんでしょ?或いはバイクに嫌がらせしたとか?」
と。。。また押し問答、
「バイクの人助かったんだけどさ、気が付いたら君の車が目の前にあったって言ってるんだよ」
と。
実は駐在とバイクの人ってグルなんじゃないかと思うようになるぐらい精神的に追い詰められ、
「人助けて犯人扱いされるんだったらもう助けない」
と言うと、
「ほほー、それは犯罪になっちゃうから君逮捕だね^^」
と満面の笑顔。
「もうさ、君が認めれば楽になるんだよ。バイクの人も治療費かかると思うからさry」
と。
もう煮えくりかえったのでB駐在の帰りがけに本署へ突撃敢行。
「責任者出せ!お前んとこどうなってんだ!」
と小一時間。
聞けばヘマやらかして左遷された奴らしい。
「おそらくは元の部署に戻りたくて手柄にしようとしたんじゃないか、彼らも仕事なんで許してry」
とか言う始末。またそこから小一時間。
その後B駐在は更に最果てへ左遷されたらしいが、それ以来警察不振になった。
同時に聴取された道聞きの人は起訴するとこまで行ったらしい。
「愛のコメント」
警察不信になりますね。