ウチのおばあちゃんの家も、畑と山があるんだけど、
農作物目当てに 新興住宅のセコケチが沸いてくる。
畑をしているだけで「素朴な」「気のいい」
「でも、寂しがりやの」おばあちゃんと
勘違いしているセコケチ。
「おばあちゃん」とベチャベチャ甘く呼びかけられて
気色悪いと話していたが、ある程度あしらっていたようだ。
もちろん、何もやらない。そこにいるのは勝手だから、
しゃべらすだけしゃべらせて絶対あげないんだって。
私が遊びに行ったときに、おばあちゃんに言われて
畑ですいかを採っていたら、 見知らぬ子供が、
「泥棒!」って言ってくる。
まもなく、セコケチがやってきた。
「ちょっと、あんたウチの畑で何しているの?」
ウチの畑??
「ほんと、油断も隙もないわね~。通報してもいいけど、
採った物は仕方がないから売ってあげる
3千円でいいわよ。」と手を出してくる。
「いや、ここウチのおばあちゃんの畑なんだけど。
なんであなたにお金払わなくちゃいけないの?
というか、あなたのやっていることが
通報されることじゃないの?」
手を出したままセコケチ固まりました。
それで、そのあと出した手でバンバン私の肩をたたきながら
「や~ね!ジョークよ!ジョーク!!
泥棒が多いから気をつけてみてただけよ~」
もちろん、おばあちゃんとおじにチクリました。
セコケチの被害はなかったようだけど、
付き合いがないから村八分の対象外なんだって。
それ以来、おばあちゃんはセコケチを徹底的に無視したから、
来なくなったって。
盗難防止に一番効くのが、「農薬または劇薬散布中」の札。
ほしいといったらあげようと思ったけど、
盗むのは許せないって。
通報するって書いても大丈夫と思うドロは多いよ。
本当に、通報するのにね。
「愛のコメント」
勘違い人間はどこにでもいるものですね。